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虫歯になりやすい歯 - 虫歯になりやすいのは・・・ 2 -
虫歯になりやすい歯を解説しています。
虫歯になりやすい歯
大人よりも子供の歯
乳歯や生えたばかりの永久歯はエナメル質表面の結晶構造が脆く、歯垢(プラーク)の中で酸や毒素がそれほど作られなくても、すぐに歯の表面が溶けだしてしまいます。永久歯は生えてから時間の経過とともにしっかりした結晶構造に変化していきます。
前歯よりも奥歯
奥歯の方が虫歯になりやすいです。歯はその役目に合わせた形をしています。前歯は物をかみ切るために薄く、奥歯は飲み込みやすくすりつぶすために四角くて凹みや溝がたくさんあります。凹みや溝は食べかすが停滞しやすく、プラークを作りやすい環境になります。またその深さや形は人によってまちまちですが、歯ブラシで清掃してもきれいにするには限界があります。
前歯は上側に注意
上顎の前歯は虫歯になりやすく、下顎の前歯は虫歯になりにくいです。下の前歯の裏側には唾液を分泌する大きな腺があって、何らかの刺激がなくてもいつも唾液が出ています。このため下の前歯には虫歯は少ないです。下の前歯に虫歯があれば、他の歯に虫歯ができている危険度はかなり高いと言えるでしょう。逆に、上の前歯は唾液の流れを受けにくい所です。特に乳幼児期では最初に虫歯になりやすいところです。
奥歯は上の内側と下の外側
上の奥歯の内側と下の奥歯の外側も、虫歯になりやすい部分です。耳の前の方にも耳下腺という唾液を分泌する大きな腺があるため、上の奥歯の外側は唾液でいつもよく洗われています。内側は外側に比べると流れは劣ります。下の奥歯は上とは逆で、外側より内側の方が舌の動きも手伝って唾液でよく洗われています。