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Q.歯が少し黄色いので白くしたいと思い、歯石を取ってもらいました。「漂白やラミネートベニア等もしたい。」と言ったら、「今の歯のままで良いですよ。」と言われました。もっと白くしたいのですが・・・。
漂白の方法も薬品だけを塗付する方法やレーザーを使うものもあります。1回の処置だけでは、効果は ないようです。歯に対する負担はそれほど強くないと思われますが、望まれる白さになるかどうかは分かりません。ラミネートベニアなら希望の色にすることが出来ますが・・・。
歯の色は人によってかなり異なります。黄色の程度がどれくらいなのかわかりませんが、歯の一番外側は、エナメル質といって体の組織の中で最も硬く、99%程度カルシウムの化合物で出来ています。その内側は、象牙質で歯の大部分を占め、骨と同じ位の硬さです。その名前の通り、象牙のような少し黄色味がかった色をしています。エナメル質にカルシウム等がしっかり沈着する(石灰化するといいます)と透明度が高くなります。つまりその下の象牙質の色を透かしやすくなります。逆に石灰化の悪い歯は、白味が強くなり、象牙質の色がわかりにくくなるのです。
乳歯と永久歯を比べると乳歯の方が白いのは、石灰化度の違いによるものです。歯科医師がすすめられなかったのは、上記のようなためではないかと思います。石灰化度が高いということは虫歯になりにくく、健康な歯ということです。白さは美しさにつながるものですが、長期的に健康であることも大事なのではないでしょうか。
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